いつもお世話になっております。
息もできない暑さはまだまだ続くのでしょうか。
ソメイヨシノの勘違いも納得できるほど、今年の冬は、ためらいがちですね。
画像はモンブラン山です。秋と言えば "栗" なので。。。
(寒いですか?)
さて、前回にもお話しましたが、1920年代のシトロエンについて知りたくなりましたので、少し調べてみました。
参考図書は 武田隆著の『シトロエンの一世紀 革新性の追及』 です。
早速参りましょう。
1919年に最初の市販車 タイプA(またの名を10HP) を発表しました。 ご覧頂いている画像がそれです。
車の名前とは思えないほどシンプルな名前ですよね。
HPは "Horse Power" 馬力を意味する略語で、
フランス語では "Cheval Vapeur" です。(←どう発音するのでしょうか。)
フランス車なので、本来であればCVですが、英米風を真似て、HPを使ったそうです。
このことから、親米が伺い知れますね。
タイプAの開発にあたり、当初は高級車の少量生産を始めるべきと考えていましたが、初のアメリカ訪問でフォード車の存在を目の当たりにし、大衆車へ切り替えました。シトロエンの革新的な挑戦の始まりです。
シトロエン史において、プジョー、ルノーと同様ににフォードとも切り離せない過去があるようですね。
シトロエンの出発点であるタイプA
その背景を知ると、何とも奥深い名前のように思えてしまうのは、私だけでしょうか。
ちなみに、この著書はショールームにありますので、興味のある方はご自由にご覧下さい。